予算設定に注意しよう

内祝いは、お祝いをいただいたことへの感謝の気持ちを示す贈り物です。結婚や出産、子どもの成長などがテーマになります。内祝いの内容を決めるとき、まず忘れてはいけないのはどの程度の金額の品を選ぶかです。いただいた品物と比較して、高額すぎても安すぎても失礼になってしまいます。 原則として、いただいた品物の半額程度を予算にして内祝いの品を選びましょう。半額相当をお返しする方針で品物を選べば、失礼にはなりません。かなり高額のお祝いをいただいた場合、半額のお返しをするとしても経済的負担が大きいこともあります。そのようなときは3割から4割に相当する予算でも失礼にはあたりません。一番大切なことは感謝の気持ちを表現することですが、マナーとしては金額のバランスを忘れないようにしましょう。

目上の人への対応に注意

年長者、あるいは組織における立場が上の人からお祝いをいただくこともあります。このようなときの内祝いの選択は慎重にしましょう。半額相当の品物を贈る基本方針をふまえるだけではなく、品物の選択も注意が必要です。靴下など、肌に直接触れる物を選ぶのは好ましくありません。相手の生活が苦しいと判断したと解釈され、失礼にあたる可能性があります。また、金券類を贈るのもマナー違反です。金券類は相手が自由に買い物できるメリットがありますが、内祝いの品にはふさわしくありません。品物選択の自由度を高めたいときは、カタログギフトであれば問題はないでしょう。内祝いの品物が決まったら、お礼状を添えるとより丁寧になります。最低限、品物にはのしをつけて発送しましょう。